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パーソナルパー(個人目標設定)という学期末の「漢字50問テスト」から漢字のもつおもしろさへ

 

学期末もさし迫り、きっとどの教室でも漢字50問テストの日々のことでしょう。そして、陰ながら、いや、先生の前で涙を流して泣いている子も多いのでは。

オイラはさすがに「100点とるまで合格しません!」とまではやっていませんが、どうして、漢字テストは100点とるまでやり続けるのでしょうか。(これまで、何点取るかは個人設定にしたり、クラス設定にしたときもありました)

そもそも他のテストは100点とるまでやらないのに、漢字50問テストだけは、なのかしらん?。漢字テストは学校文化では王様あつかいなのは、先生にとって、できたできないが評価しやくすく、達成感を取らせやすいからでしょうか。

それでも、達成感をもてないで苦しんでいる「文字シンボル」へのニガテを持っている子も多くいるはず。そういう子たちだって、達成感を味わわせてあげたいものです。たんに、漢字を短期記憶でちゃっちゃと覚えてしまえばゴールではないところで。

でも、そういう子達は学期末に限って、いっきにこれまでのツケを取り戻そうといっきに記憶するんですよね。そして、一気に忘れてしまう…。こういう学び方に警鐘していかないといけないな。

もっとも、ここまで来る前には、なんとかしないとなといけません。切実におもっています。とはいうものの、これまで国語の時間には毎回、漢字小テスト(新出漢字5問つに+αで一つは過去問から、もう一つは次回の範囲から)はするものの、定期的にまとめの漢字テストをやるとたしかに忘れてしまいます。やはり、定期的にテストすることは記憶の定着には欠かせません。

結局、この漢字テストを通して何を身につけてほしいのか?ってこと。オイラは、これまで「漢字の練習を通して、記憶の仕方といった学び方や最後まで責任もってやるべきことをやる責任感」を学ぶと思っていました。でも最近、ちょっとだけ、それだけではちがうかな~って気がしてきました。

自分でめあてをたてて、練習して取り組んでいく力は大事です。先日の保護者会に向けて非認知能力について調べていると、BIG5という特性の中にもこういった、「自分のめあてに向かって粘り強く取り組む態度」が今後の人生にも大きな影響を与えているってはっきりしてしまっています。

1学期ごろに、NHKのある教育番組を観ていたあるゴルフレッスンの話。コーチが選手たちに、ホールをまわる回数を自分できめさせる「パーソナルパー」という方法を提示していました。通常のゴルフだと、このホールは4打でまわるがよろし、と決まってしまっている。でも、自分は6打でまわれればよろし!と「自分にとってのゴール」を設定してしまうんですね。これは、いいぞ!いいぞ!と思って、1学期末より「パーソナルパー漢字50問テスト」に取り組んでいました。

やっていることはいたって単純。

1 テスト前に、自分の取りたい目標点を先に書く

2 真摯にていねいにテストを受ける

3 目標点クリア!で合格。目標点へいかないと不合格。

4 不合格は終業式まで何度でもチャレンジOK(目標の下方修正は要相談)

 

100点がゴールじゃ無くても全然OKとしています。20点からはじめて、クリアしていくと自信がつくというか、やる気が増すというか、勝手にどんどん練習するようになってきます。それでも、やらない子は、個別にちょっとだけ声をかけて一緒に練習中。かかわりがその子を励ましてくれてるようで、こっちもそういう時間は楽しくなる。

すると、おもしろい現象がでてきます。できるはずなのに、目標点を低く見積もってすっごい慎重な子と、ぜんぜんできてないのに、目標点100点!と自信まんまんな子。前者はチャレンジすることを恐れないように、後者は自分の力を知ることが必要でしょう。パーソナルパーを続けていくと、自然とふりかえりが起こっているようで、自信をつけたり、自分をみつけられるようになってきますね。

そんなこんなで、2学期は、50問テストから2回目で3分の1の子達が100点合格してしまいました。ふむ。自分で決める。自己設定する。自己選択するって、学習を自分のものにする装置になってる。

そして、ここからが最近、変わってきたところ。漢字練習をとおして、学び方を学ぶだけではなくて、どんどん漢字の持つおもしろさや文化へも橋渡ししていきたい。その結果、もっとより学び方も獲得していけるんじゃない?

100点合格した子はもう終わりなんでしょうか?いやいやちがいます。100点の先にあるものはなんだろうなー?と、ずっっっっっっと思案してました。漢字検定がいいかな?と、ある子に八級のテキストを紹介しました。うーん、でもちょっとおもしろさにかけるなぁ。漢字はつかってなんぼのもんじゃい!ここでも作家の時間じゃ!とふみきれるといいかな。でも、いっきに風呂敷を広げすぎてるかんじだ。

そこで、自学ノートに勝手に「難しい読み方の漢字シリーズ」を熱烈に調べてきている少年二人に声をかけてみた。そして、「難問、漢字50問読めるかな?」を創ってもらうことにしました。かれらは、いつも手持ちのビジネス手帳みたいなものにびっしりと難しい漢字の読み書きを「要チェックやー!」と、集めています。ポケモン集めのようにほんと、楽しそうに。

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ふふふ。かれらとつくる漢字上級難問テストは、100点とって、もっとやりたい!って言っている子たちへの挑戦状です。これは楽しみ楽しみ。

あー、楽しかった。♪(´ε` )

 

Comments 1

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sekkie  

タイトルにある「漢字のもつおもしろさ」が、正直よくわからなかったですが、愉しく拝読しました。
「目標設定の仕方」として、参考にさせていただきます。

2017/12/16 (Sat) 21:09 | EDIT | REPLY |   

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