ウーパーちゃんが死んだ

 

愛嬌のあるやつだった。教室につれてきたときは、水槽に沈めてある陶器の家の穴をくぐろうとして、つまってぬけられなってしまった。週明けの月曜日、朝教室へ行ったら、うらめしそうにこっちをみていたのを思い出す。

オイラは、大慌てで引っ張りだそうとするけど、ウーパーちゃんはなかなか大きいので、腕がわっかにひっかかってぬけだせない。まるでシャンプーハット状態。逆におしてみると、頭の横についているファサファサのえらがじゃまして、押し戻せない。

あべし!とおもいっきりおしこんでみると、ぬめぬめしているのか、つるんとぬけて、腹回りに赤いわっかのデザインができあがっていた。しばらくは、なにくわぬ顔して縞模様だったけど、いつのまにか再生能力が高いのか、元気になっていた。そんなやつだった。

その後、となりのウーパーにえさだと思われ、背中をかみつかれて、歯形をつけていた。今でも、背びれの一部はへこんでいる。いろいろ思い出すことがある愛嬌のあるやつだったなぁ。

ここ2週間前、少し脱腸をしていた。水質に敏感なウーパーは、係の子達の激しい水槽掃除に参ってしまった様子。子ども達はよかれと思ってやっているし、すごい面倒をみたがっている。でも、それがときにうまくまわらないことも。しばらくは、水を安定するため、水槽掃除はやめておこうと決めた。でも、その話を聞いていない係の子がまたまだ掃除を…。話を聞いてくれてないと、困ることを話し合ったのが、ウーパーちゃんの最後の日だった。

翌日、ウーパーちゃんがひっくりかえって浮いていたのをみつけた子たちが、職員室までオイラを呼びにきてくれた。

生き物を飼うって、とても難しい。係の子達のせいにはできないけれど。そう感じてしまっている子もいるだろう。こういうこともふくめて、生き物を飼うってきめていたけど、実際に死んでしまうと、やっぱり心が苦しい。このことについて、正直に話し合おうとも思ったけど、いろいろ考えてやめた。今は、そっとしておこう、子ども達も感じるままにしておこうって。

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クラスの子達はそれぞれ、感じることもあるようで、お墓をつくろうとなった。いつのまに書いたのか、「天国に行っても大丈夫っ」て、お守りやお手紙が一緒にうめられた。みんなでお別れをした。すすり泣き出す子もいたりして、ウーパーちゃんはそれだけ、大切にされていたんだなって、あらためて分かったりもした。

その後、毎日、自学ノートにウーパーウーパーへって、メッセージを書く子がいる。

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大事にしてくれてたんだろうなぁって、給食の時間、自学ノートを読みながら考えふけってしまった。

こういうのをみたら、サークルの時間に、子ども達がそれぞれが思っていることを、話せる場をつくろうと思った。


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