先生やってて「しあわせだー」ってこと

 

ハンター役をおおせつかる。

卒業式で着ていたスーツはクリーニング中。ということなので、サングラスと花粉対策マスクと半袖。春の風の中、1時間、徹底的に校庭全部使って「逃走中」。オイラは、全力疾走でつかまえるつかまえる。

まだまだ奴らには負けやしない。最近の捕まえ方のコダワリ。すぐにタッチせずに、いつまでも追っかけ続け、相手があきらめたところをしとめる!おかげで、サングラスはマスクから漏れる息で真っ白。そして両肩で息をするほどかなりしんどい笑。でも、それが職人としてのコダワリ。

その姿を、他の学年の子たちが、怪訝そうな目で見ている。しかし、これももう風物詩なので、今日は、何人もが手をふってくれていた。

 

一方、室内プログラムは、くじ引きメンバーでのグループ出し物大会。劇あり、クイズミリオネアあり、怪談話ありですげーおもしろかった。でも、これが実は、メインじゃ無くてね。

そして、お楽しみ会からのドッキリしかけがはじまる。ここで沖縄に転校してしまう子がいる。秘密の会議で決まったこと。

まず、先生が宿題おわっていない二人を怒り狂う。そして、教室から追い出してしまう。しばらくして、みんなには、このクラスで優しい子が迎えに行ってほしいと頼む(自分で追い出しておいてるのに、やや矛盾も感じるがそういう設定なのでしかたなし)。そして、もちろん、みんなから信頼あついその子が選ばれる。教室にかえってきたら、てってれー♪と。

ドッキリ、大成功でした。アーチを作って、みんなで祝福。

親友の子が内緒で、メッセージカードを作ってくれてたのをプレゼント。集めるのにも苦労して一悶着あったんだけど、それは内緒の話。

沖縄少女はステージに立たされ、野球少年からの最後の告白タイム。こっちはもう、みていてどきどき。みんなは大盛り上がり。4年生ってオオカミだぜ。おいおい、のせられすぎじゃないか?と先生らしいことを言ってみたものの、野球少年は鼻息フムフムしながら、まんざらでもない様子で拳を握りしめる。

転校しても大好きです!!!ニカーっと笑顔。

いやー、もう、こっちがはずかしい。でも、なんかいい。ほんといい。ほんと、しあわせ。あぁ、この場に一緒にいられて、みんなでそれを共有できるって。

そして、卒業式で歌った「明日へつなぐもの」を輪になって歌っちゃう。いつの間にか、肩くんで、笑って、歌って。(ちなみに、肩を組んで歌ってしまうと、ちょうど真ん中で右にも左にも動けない子が生まれてしまう)でもね、最後の歌詞にきたら、ぐっと胸がしめつけられちゃう。

この歌すきになっちゃったよ。そして、また最後のメロディーがいいんだよね。かけ合いになって、最後の

「ありがとう君のすべて♪」

には、ほんとにその子をおもいこめて、みんなが前のめりで歌っていた。あぁ、卒業式練習ってムダじゃ無いんだよね。こういうところにつながってくるんだなぁ。

その沖縄少女は、みんなから好かれている。本当に、愛されている。たくさん、たくさん、優しさをもって関わってくれたから。ほんと、算数なんかオイラより、カンファランスが上手。だって、ぜんぜんやらなかった少年たちが、その子がそばに来てくれたら、チャキーンとはじめちゃう。

それだからこそ、切なくなるんだよね。

 

10歳のとき、こうやって肩を組んで歌って涙して。わすれないよなぁ。こういう純粋な感動にふれられるとき、先生やっていて、ほんと、よかったって思うよ。

にしても、ここのところ毎年のように涙を流し記録更新中。家で妻に「今日は、ちょっと切なくて涙したんだよね」っていうと、「今年も、しめっぽいクラスだな」と例年のごとくいわれてしまう。

しめっぽくてもいいのさ。気持ちのままにいきていくのさ。じめじめしたって、いいじゃない、10歳だもの。

 

学ぶとか、力をつける、とかそういうことにずっと、注力してきた1年間が終わる。だからこそ、こういう純粋な感動って、なおさら、心に響くなあ。人ってさ、決して勉強だけじゃ無くて、いろんな体験をかさねて、やっぱり成長していくんだよね。行事って、子どもを大きく、成長させてくれるきっかけをくれるんだな。

先生やってて、ほんとよかったって思えた一日でした。

さ、明日はみんなで、教室空っぽ大作戦。来たときと同じように、なんにもない教室にして解散。


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どうしたらわかってもらえるのかな。本当によりそうこと、この子から学んだんだよね。このビーイングカレンダーで4日が一番心に響くんだな。

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