失敗やまちがえの試行錯誤できる授業こそ、深い学びへとつながる! 算数ワークショップ「数学者の時間」から見えること

 

「立体小便器職人」の展開図への苦悩こそが数学的思考だな!ムフフ。と思うようになったきた今日この頃

トイレ職人1

ある男子が、わくわくしながら展開図にハサミを入れてみる。それから、また悲鳴が聞こえる。


トイレ職人2

「ヒィ~!!!あとここなんだよね怒。小便器の受けにスキマが!ここまで予想してなかった~涙、おしっこもれちゃうよー笑」←でもちょっとうれしそう。

いよいよ学年末。「一面展開図」での美しさを追求している最中。子供たちの学びを見ていて思うこと。「繰り返しの試行錯誤できる学び」のときこそ、目が輝くぞ!です。

 

これって、だれもが考える楽しさとか、感動とかを味わえるってことだよね。賢い子とか、賢くない子とか、実は全然関係ない。思考する楽しさって、習熟の早い子だけの特権ではありませんから。

ベッド1

算数が苦手な子もなにやら「かなぶん」のような展開図をつくっている。なにそれ?ってきいてみると、「ベッドだよベッド。イガせん、どこみてんの?ベッドに足をつけてみたんだよ。つぎは、背もたれをどうつけるかなんだよね?うーん。(スタック中)」ともがいている様子。

ベッド2

考える楽しさとか感動を見つけるまでって、それを発見するまで、あきらめないで学び続けられること。それには、先生からの個別カンファランス(個に応じた指導)という支援。そして、気軽に友だちに相談できる関係性だったり、合同作業。おしゃべりしているけど学びは進んでいる!そういうことを、しつこくしていくと、するとどこかで「美しい(がむしゃらに解くではなく)解法」発見をするんだよね。


星1

1 星型の展開図をつくりたい!そもそも星が上手にかけない!涙


星2

2 なんとかつくってみた

 

星3

3 でも展開図にはほど遠いい、どうしたらできるのか?


星5

4 あっ!ハサミをここにいれたらできそう?やってみよー♪


星6

5 できたできた~!美しいでしょ!!!(こういうことを学校でも家でもやっている姿は楽しそう)

 

1回性の学びからは多くは学べない。授業の構造の中に、試行錯誤できること、失敗から学べることがちゃんとバランスよくセッティングされていることなんだよね。

そして、その試行錯誤のプロセスこそが「数学的思考」の肝(正確には半分ぐらいをしめる)。問題に取り組むとき、自分なりの「予想」をしながらやってみる。そして実際に試して「試行」してみる。そこから予想が正しくないことなどが少し見えてくる。または、できないパターンを見つかったりと少し前進。こういう予想と試行のスパイラルを通して、自分なりの方法から、より磨かれた一般的な方法へと磨かれ、問題の概念とか本質とかが茫洋とみえてくる。これを子供たちが、意図的に取り組むことでメタ認知能力を少しずつ育てていき、考える体力を獲得していってほしい。

では、間違ったり、失敗がない授業ってどいうなの?とてもバランスに欠けているんだよ。教科書のペースで進めていく限りでは(教科書はあくまでも予定授業時数であり、現場の工夫が期待されている)、寄り道がとてもしづらくなっている作り。訓練のようにひたすら、わかっているパターンを繰り返しの習熟ドリル学習も同じです。教材は使いよう。

算数を通して身につける+-×÷の基本的な計算技能。こういった道具はとても大切だし、これがないとそもそも、予想したり、試行する思考の道具がありません。ここでの問題は、その道具を自分のやりたい文脈の中で、使えるといった「つかう」学習とのバランスが欠けていること。

ここをちゃんと補ってくれるのが、算数ワークショップ「数学者の時間」と確信。今学期は、週2回(年間を見通してカリキュラム・マネジメントすることで、その試行錯誤できる時間を確保することは可能)、数学者の時間をしこしこやってきました。そして、子供たちがつくる「問題作り」などを通して、その発展的(つかう場面)な算数を続けてきた。やっぱり、教科のもつ本質って、もっと試行錯誤の「する」体験のなかにあると思うよ。

 

 コーヒーカップ

コーヒーカップの展開図を書きたいと落書きしている子がいた。取っ手の部分と向き合っている。どう、変化していくのかがこのり2週間が楽しみ楽しみ。


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