今週のおすすめ本「学校でしなやかに生きるということ 石川晋 著」


著者献本感謝。読書タイムに子どもたちといっしょに読む。
この本、通読してみると、一貫して感じたことがあった。晋さんのブログ「すぽんじのこころ」を読んでいるときの、あのサラリとした感覚だった。教育書?だけれど、読みものとして、エッセイとして読める。なにがそうさせているんだろう?きっと、エピソードから紡ぎだされる生活感やそこでのせきららな考え方などがそうさせているのかもしれない。また、書き手として読ませる文体をもっているため、ついつい、読んでしまう。そういえば、以前、晋さんは「書くために教師になった」と話していたのを思い出された。

ぼくは、日々の実践記録というか、ふりかえりを書きつづけているが、ついつい理想的な子どもの姿に目がいってしまう。しかし、この本に書かれている子どもたちの姿は、決して盛られていないというか、意図的すぎず、そのまま描かれている。事実を見つめ、子どもってこうだよなって、そのまま、まるごと書き出して、話題にする真摯な姿勢のようなものを感じた。ここが一番、好感が持てたところだった。たしか、晋さんの教室を4年前に訪問したときもそうだった。ありのままな感じの北の大地の子どもたちが印象的だったのを今でも覚えている。

また、エピソードごとの、石川晋節の哲学がおもしろく、引き込まれるところ。すでに、普さんの中に根幹となる哲学があり、教室の事実によって、そこが切りだされて、少しずつ見えてくる。僕は、その根幹の部分に興味をもってしまう。また、逆に、その哲学にそぐわないときや、逡巡といったものを読んでみたいとも思った。構成上のためか、すでに本になっているからなのか、その哲学にそぐわない行為途中の逡巡を読みたくなった。

読後感は、教師という仕事は技術職というよりは、日々の小さな出来事への興味と思索の積み重ねで仕事が織りなされているようだった。

所々、僕の写真があったりして笑、なつかしがりながらも、その一場面にいられたことを嬉しく思えた。こういう本をぼくもつくってみたいと、素直に感化された本だった。






石川晋さんの教室訪問のブログ

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