あの子の「ファンクラブ会員ナンバー1番」になっちゃおう


GW以外3連休は久しく味わっていない…。今日は土曜授業日。そんな重い気分を吹き飛ばしてくれることが、朝の一発目からおこったんだよね。

朝のサークルでは歌を歌っている。月例の歌CD(本校では、音楽主任が毎年異なった今月の歌CDと歌集までを用意してくれちゃうのだ)を紹介すると、子どもたちは、「歌おう。歌おう」ということで、朝、輪になって歌を歌っている。お互いの顔見て歌うのもなんかニヤニヤしちゃうしけど、なんか、こういうのもいいよね。すると、今月の歌「ピクニック」にあわせて踊り始める男子が数名!そして、ついに今朝から、みんなでダンスをしよう!ってことに。

その男子たちへ「おどれよ、おどれよ」「おどって、おどって」と周りがはやしたてる。もちろん僕も。すると、しぶしぶと、でも、やや嬉しそうにわんぱく男子が1名、円卓に登り始める。みんなもそれを「いいぞ!いいぞー!」とあおったりしてる。なんか、クラスのスイッチが入った瞬間だった。

そして、彼はなにかふっきれたように踊り始めた。それをマネしてみんなでおどる。こりゃもう、朝から大爆笑!その踊りがまたユニークで!タコダンスだったりエグザイルダンスだったり、彼の才能が開花された瞬間だった。みんな歌もそっちのけで、踊りに夢中になってた。

ああ、この感覚。キャンプソングをやっていたあのころの感覚。歌に振り付けしながら、ほんと楽しかった。歌うことって、技術もそうかもしれないけれど、みんなでも楽しめるものだったりする。せっかく朝から歌うなら、歌をスキになってほしい。なんかテンション上がらないまま、笑顔もなくムリクリに歌っているのがツライではないか。

まてよ。こういったキャラの子が現れるって、去年もあったよな。むむむ。クラス集団がかわる瞬間って、ここかもしれない!って思った。クラスの中には空気を読むのがニガテだったり、一風変わっていたり、不思議ちゃんが、必ず潜在的にいる。また、クラスのみんなの前で自己表現したいけど、ちょっと恥ずかしいいんだよね、って子も一定数いる。そういった子たちが、バカにされないで、否定されないで、クラスに彩りを加えてくれる、おもしろくしてくれる存在になれるかどうか。

そういうムズカシサのある子や、チャレンジする一歩前の子たちが、クラスの中で認められていけるようにするためには、なにが起こっているんだろう?

それには、教室が「いごこちのいい場所」であること。「安心ゾーン」であること。「安心感」があること。この場で、「ちょっとバカやってもいいかな」って思えること。「こんなことをしても、バカにされないよね」って、クラスの中にそういった空気が流れていること。

その空気を意図的に作っていくことなんだよね。そのための先生の役割はぼくは一つだと思う。まず「子どものファン第1号になる」。その子のことを本当に好きになれるかってこと。その子の持つ個性を、笑いものにせず、クラスの温かい雰囲気に変えていくこと。ファンになっちゃうと、不思議とクラスの中からその子のファンがふえてきちゃうんだよね。すると、提供型の楽しさがなくても、そこにあるキャラクターを生かし合う楽しさがうまれるんだろうね。

余談だけど、昨日、特学の介助員さんから「やっぱ、イガキさんは、変わっている子から好かれるよね」と分析される。休み時間になると、きまって、手のかかる子たちがふらっと集まってくるからだそうだ。僕はあまりそうは思っていないだけに(みんな公平にって思ってた)、少々おどろく。周りからの冷静な目はそうなんだろう。でも、ぼくはその子たちがやっぱり気になるし、やっぱり好きなんだな。おたがい、変わり者同士、引き寄せられてるのかもしれない笑。

にしても、

あー、朝のダンス、おもしろかった。ふだんじゃ「ダンスなんて!いやー」ってはずかしがりやの子だって踊っている。子どもたちとはもっと、体を動かして学ぶ、体験的に学ぶ、遊びながら学ぶほうがほんといい。ぼくもそのほうがいい。

こういったなにげないことが積み重なって、普段、教室に流れるやわらかい雰囲気をつくりだしていく。結果、学習の質を上げていく潤滑油になっていくんだろうね。

楽しいっていい。

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