ハーバード大学公開オンライ講座(MOOCs)のふりかえり

MOOCsとは?

Massively Open Online Courses の略で、大規模な公開オンライン講座。認定証(大学の単位にはならないが一部例外もある)はもらえる。一般的な終了は1割程度とのこと。いつでも止められる良さがある。通常無料なんだけど、ハーバードは有料。高!

とは、やりはじめてメンバーの一人から「これムークスっていうんだよ」って教わったほど、むとんちゃくだった…。
http://resemom.jp/article/2013/08/27/14954.html

ここからは、実際にやってみてからの体感値の振り返り。

まずは、動機から。いわゆる有名ドコロ大学の授業を日本にいながらにしてうけることができる。英語に興味があったのと、英語で学べることの「かっちょよさ」にあこがれちゃったのよね。ぼくがチャレンジしたのはこれ。ハーバード大学のプロジェクトゼロ(ハワード・ガードナーさん提唱するのマルチプルインテリジェンスやビジブルシンキングなどを研究している団体ね)が主催するコース。

Making Learning Visible: The Power of Group Learning and Documentation in Classrooms and Communities
(学習のプロセスをみえるようにしちゃおう:学級内やコミュニティ内で、グループ学習とドキュメンテーション(記録すること)のチカラ!)

ナンノコッチャ。よさそうなかんじだけど、いま教室でやっていることがさらにパワーアップされそうな予感。でも、なにやるのか概要読んでもよつわからん。んでスタート笑。

やってたこと。今回のコースは、基本、授業をうけるというのではなく、

1 ひたすら教科書を読む。送られてくるPDFを読む。動画を見る。
2 自分の考えをフォーマットにまとめる。
3 実際に自分のクラスでやってみる。
4 週1回のオンラインミーティグ(TOKYOチームとして)で各自の考えや成果物を報告したり話し合ったりする。
5 チームレポーターがミーティングのまとめを掲示板に報告する。その後、個々に、自分の考えを報告。
6 それぞれ各国の参加メンバーからあがってきた掲示板の報告に、コメントする。

この1〜5を2週間ごとに7回、14週を繰り返す。時差もあるため、木曜日の夜ごろに2週間分の課題が一気に来る。毎週末と週の初めまではひたすら英語を読む。週の中盤は実際に実践をする。その途中にミーティングがはいる。このペースを約3ヶ月間で7セッションを学習し続けることに。うーん。われながら、くじけそうになりながらもよくやったよね。

このコースにはコーチ役がついてくれていて、ぼくらのTOKYOチームにもおばちゃん先生が。そして、「いつでも言ってね!」っていってくれるんだけれども、そもそも、わざわざ英語で伝えて、英語で帰ってくる長文が大変。とくに、この4月の新学期の多忙さは伝わっていないはず…。こういったことはアメリカンでドライなので、言わなきゃしらんってこと。自己責任の国。でも、そこは仲間がなんとかしてくれた。多謝。

最初はやる気があるのだけれど、しだいに、必ずモチベーションが落ちてくる。このときがちょうど4月。新学期、クラスのことで精一杯になってしまう時期と重なってしまうのがとっても苦しかった。事前にわかっているけれど、やはり、そのときにならないと、動けないことや、わからないことも多々あり。時間管理でやりくりしようとするのはちょっと難しい。ちなみに海外は9月スタートのため、この4月なんかイースター休みの後のじっくり実践できる3学期末ってかんじ。うやらましいぜ。

学びのペースはやっぱり、自分で決められることが一番良く学べるんだ。教師サイドのやるべきことと、学習者サイドの自分のペースでやれること、その場作りが機能しなけれりゃ。今回は、チームのチカラでなんとか乗り越えてきちゃったけれど、個々に圧がかかりすぎると最後までやりきれないよね。

基本、英語なので、そこでの苦労がずっとたえなかったよね。これまでの気分英語とちがって、理解しないと先に勧めないから。ここが勝手に英語学習との大きな差。とくにディスカッションボード(掲示板)への書き込みと読み込みがへこんだ。みんなフランクな英語ばかり。おいらには、よみづらいったらありゃしない。そこへ、つたない中学校英語でズドン!とフィードバックする悲しさ。苦手意識が露呈したところ。

でも、仲間の英語力に助けられて、最後までやることができた。というか、ひとりじゃぜったい無理だったよ。達成率1割ってうなずける。チームで取り組めることがあるから、ナントカやれる。毎週の夜9時から10半頃までのミーティングなかなかしんどいのも確か。家族があったり、ぼくは職場から帰ってきて、納豆食べながら参加することも。スナックを食べていると、音声マイクがひろって、ぼりぼりうるさいとのこと。その点、納豆はベストである。

このチームディスカッションこそ、一番の学びの場だったんだよね。実践したこと、読んだことを再定義、話し合いの中に知識が埋め込まれていることを知る体験となった。一人でできることの限界をあらためて知る。そして、人の実践から学ぶことの多さ。これはある程度のクオリティが必須。読んで共通土台があるからこそ、お互いをインスパイアするものになっているんだよね。

このムークスそのものの取組こそが、グループ学習の強みを体験的に学べる体験になっていたかな。ここでの学習が、実際の自分の現場にどう活かせるようになったかって。そうねぇ。正直、まだわかんない。でもね、かなり「構成的」にグループ学習をつくれるようにはなった。そして、そのツールも手に入れたし。本を読んだだけではわからないことを、「長い期間」かけて、仲間と試行錯誤してきたからこそ、ツールを使えるようになってくるんだろうね。

最後に、またムークスやる?って聞かれるとどうだろう?

しんどかったけど、ずっと研究しつづけてきた充実感はあったよね。

また、同じメンバーならきっとやってみたいな。

次はケンブリッジか?MITか?それともスタンフォードか?ネームバリューに踊らされないようにしよう笑。それまでには、英語のレベルを上げておきたいぜ。

ぼくからの呼びかけに、うっかり集まってくれた今回の学習仲間たちに愛をこめて。みんなありがとう。

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