今週のおすすめ本 メタ認知の教育学


これよかったです。OECDより出版されていて、学習の転移やより高位な思考に関連する「メタ認知」について、論証にもとづいて記されてる。ちょっと高価なんだけれどね。すごくよみやすくていいよ。





とくにおもしろかったところが、3章〜4章のところで、「メタ認知の教授法」と「数学教育におけるメタ認知教授法」。
とくに小学生においては、メバレフとカラマルスキーの提唱するIMPROVE(1997)というメタ認知の指導法が有効。

メタ認知を高めるって、ついつい「ふりかえり」に焦点をあてがちなんだけれど、それだけじゃ片手落ち。学習プロセスそのものにメタ質問を準備しておくこと。これが、学んでいる間ずっと、もう一人の自分としてメタで自分の学び方を把握しながら進めるコツになるそうね。

IMPROVEの問い4つを簡単に説明すると
1 理解に関する問い「その問題は一体何なの?」
2 関連に関する問い「これまでの問題をいっしょ?ちがう?」
3 方略に関する問い「問題を解くのにふさわしい方略はどのようなもの?なぜ?」
4 振り返りに関する問い「その解き方は筋が通っている?別の方法は?」

これって、算数ワークショップでやりたい「数学者(問題解決)のサイクル」といっしょ。学習サイクルをまわすこと、そのものが、メタ認知を教育するって証明になってる!うーん、ナイスな本をゲットだぜ。

ちなみに、ネット上にIMPROVEに関する、PDFもあって、こっちはわかりやすく説明しているよ。
http://www.akashi.co.jp/files/books/4227/4227_summary.pdf

Trackback

Trackback URL
http://igasen.blog22.fc2.com/tb.php/363-2ae1e338

Comment

Comment Form
公開設定

news
comment
log
category
all

全ての記事を表示する

search
link
このブログをリンクに追加する