教育実践を自分のものにする3ステップ(β版)

学びの場であるLAFT(Learning association of Facilitative Teachers)も50回を迎えました。身近に切磋琢磨する仲間がいるってとてもいいものですね。

LAFTには実践の自由があります。誰が何を実践しようとなんでもござれ。しかし、だからこそ、押さえどころが甘いとぶれぶれになることも。でも3週に1回、いつものメンバーと対話できることはおおきな励みと改善になっています。

七転八倒を繰り返しながらようやく50回をむかえ、僕なりにもいろんな実践を自分なりにとりいれる方法論?みたいなものをなんとなく輪郭がみえてきました。まだまだ暗中模索の中にいますが。忘れないうちに考えていることを文字にしておこうと思います。

「教育実践を自分の物にする3ステップ(β版)」
ステップ1 TTP(てっていてきにぱくろう)段階
ステップ2 JAC(じぶんなりにアレンジしちゃお)段階
ステップ3 RDY(理念にサルベージダイビングする「よ!」)段階



ステップ1 TTP(てっていてきにぱくろう)段階

準備する材料
・まねしたい実践本やアイデア
・まとめてやる時間
・人の目を気にせずやろうとする勇気(無謀とちがい)

このステップはまず本に書いてあることは「そのまま」やってみよう!という段階。「そのまま」ってところがおみそ。先攻実践の手順通り、道具もそのまま。つまり、何が大事で何が大事じゃないか、やってみないとわからないことがたくさんあるってこと。やってみる中で、子供がこんな動きをするんだ、とか、こういう取り組みっておもしろい!っておもえることがぽんぽんでてくるはず。それもそのはず。そもそもやってみよう!って思っているんだから。

そのままやってみることで、実は実践の裏にかくれているみえにくい理念とかビジョン、教師の願いといった「あり方」が、見えてきます。すぐれた「やり方」にはすぐれた「あり方」が伝わってくるから。だから、まずはいろいろアレンジせずに素直にやってみることだと思う。そういう期間を1週間ぐらいこえてみると、いろいろ違和感や課題がでてくるし、成果もちょびっとでてくるはず。そのときに次のステップにすすめるはず。

まずはやってみよう!ってことでこんな本がおすすめかと。ちゃっかり宣伝です。



この段階によくある失敗には、本を読んだだけで満足してしまってやらないこと。そして、本をよく読みもせずあさーい知識で取り組んでみて「これはおいらにはちがうな」みたいな。ぼくはよくあります…。


ステップ2 JAC(じぶんなりにアレンジしちゃお)段階

準備する材料
・子どもたちの実態
・校内事情にあわせてみる
・楽しんだりおもしろがってやろうとするFUNな心

この段階にきて、はじめて子どもの実態を十二分に加味して実践をアレンジしてきます。子どもの実態にもおおざっぱに言うと3つぐらいあって、かしこくどんどん進む子、普通の子、支援がとっても必要な子かな。この3つに対応していけるようなやり方を自分なりにアレンジすること。もともと賢い子はどんどん自立して学習していきます。やはり学習に苦労している子たちをどう支援していく手だてを考えることだと思います。あとは、本来自分の持っている強み、好きなこととか得意なことをこの実践に意識して取り入れてみること。もうひとつ、校内事情とかそのたもろもろとの都合を合わせながら、ここはやめよう。取り入れようと言った思考があるかな。

そんなこんなでこのステップ2には、たぶん2週間ぐらいはこういったことでいつもぐずぐず考えているぼくがいます。

よくあるぼくの失敗は、できる子だけの伸びをみて満足してしまうこと。ちょっとあきてきて、ほかの実践に手を伸ばしてしって忘れていってしまうこと…。猛反省。



ステップ3 RDY(理念にサルベージダイビングする「よ!」)段階

準備する材料
・こまめにふりかえりをする習慣
・ふりかえりからの気づきを行動に移す仕組み
・しつこい心

この段階は、いよいよ借り物だった実践を自分のものにしていき、自分が大切にしている思い、理念みたいなものに実践をからめていくステージ。エヴァ風にいうとシンジが1号機にサルベージするってこと笑。正確には、取り込まれたシンジをエヴァからとりのぞくってことでした(修正)

このステップの肝は「考え考え考える」ってこと。「なぜこれをやるのかな?」「どうしてこれをやるのかな?」「どうしてこれをしたいのかな」意図や根拠や願望など常にふりかえってみること。もっといえば、子どもはそのとき「どう感じ」「なにを願い」「どう行動していたのか」ってふりかえること。こういったその振り返りの軸は自分が大事にしている理念に収束していく。

やってみる→ふりかえる→課題を見つける→意図や根拠などを考える→手だてをうつ→自分の理念と合致しているか検証する→次の日やってみる→ふりかえる→…といったサイクルをしつこくしつこく続けていくことでしか、実践を自分の物にとりこめないんじゃないかな。

この段階のころにはすでに実践はフリーハンドになっていて、自分で模索していく段階のはず。そこでは教室では常にうまくいくことはなく、「絶対に」その実践でくろうしている子どもたちがいるはず。こういった自覚がないといけない。そいうサイレントマジョリティーに目も向けずに進んでいってしまうとあさーい実践になってしまうだろうな。

よくある失敗は、不安になったりプラトー現象で伸び悩んでいるときなど、ほかからや本で得た「情報」をそのままもってきてしまうことで安心してしまうこと。なんだからやれちゃった気がしてしまうこと。今ある違和感や問題は、そのひと個人に場においておこっていること。だから、そこに一般性をもってくることはきわめて難しいと思う。使えそうな情報を他からもってきて補完することで、ちょっとした安心と安定にはなるかもしれないけれど、結局はバンソーコーをはるように、根源から治療していないってこと。だから、この段階では「自分の頭で」考え考え考えるってプロセスが決定打なはず。そうじゃないといつも、ほかの情報に依存しながら取り組むことになってしまうから。

最近の新刊本の傾向はこの「思考」が流行していて、いろいろ読んでみた中ではやっぱりこれば一番しっくりときたな。そうそうそういうことー!!!って考えることの第一歩をこの本であらためて確認できる秀逸な本でした。




ということをぼくは、LAFTではいろんな実践者にあてはめながら考えてきたなってことがわかったなあ。そして、こういったことを磨きながら、LAFTでは考えたり、実践したり、楽しんだりをくりかえしながら、進んでいくんだと思う。

学び考え考え笑い学び考え考え笑い笑い笑い学び考え笑い笑い進んでいこう。




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| | 2014.03.26 01:47
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