学びを楽しみ、人生を楽しむ



学びを楽しみ、人生を楽しむ

最近たどり着いた、お気に入りの言葉です



学びには終わりが無いなぁ
つくづく最近そう思います
専門性を深めていくのもよし、色んな分野に広げていくのもよし
自分の熟達レベルを上げていくには学ぶことは欠かせません

そういった学習は社会に対して「有用性が高いこと」も大切です
今の教育にはこういった生活へつながる視点がぬけてしまいがちと感じています
各教科で身につけた専門的な技術や思考を総合的に活用する「総合的な学習の時間」がありますが
先生たちがデザインしきれないでいる現場の仕組みが浮き彫りになっています
それは教員の能力の問題だけではなく、教員養成の仕組みや教員の雇用形態や働き方にも大きく関わってくるとも考えています

しかし、効果のあることばかりが質の高い学びともいえないと最近変わってきました
内田樹さんのブログに以前書いてありましたが


「私に言えるのは一つだけです。どんな学問や仕事を選ぶにしても「努力することそれ自体が楽しい」ことを基準にして下さい。日々の努力そのものが幸福な気分をもたらすなら、グローバルスタンダード的にどう「格付け」されるかなんて、どうだっていいじゃないですか」

「私自身は20代からずっと哲学の本を読むことと武道の稽古に打ち込んできました。とても楽しい時間でした。結果的にそれで生計を立てることができましたが、若いときは「そんなことやって何になるんだ」と言われ続けました。でも、気にしなかった。みなさんも「それが何の役に立つのかわからないけれど、どうしてもやりたい、やっていると楽しい」ことをみつけてください。そうすれば、「努力したけれど報われなかった」という言葉だけは口にしないで済むはずです」

困難な時代を生きる君たちへ http://blog.tatsuru.com/2012/01/09_1228.php より抜粋


質の高い学習を追求していくと、学びって有用性だけではないなぁと考えるようになってきました
学ぶプロセス自体を楽しめているか
学ぶこと自体が人生を意味のあるもの、価値のあるものにしているのか
「今日は、おもしろいことが分かった」「こんなことができるようになった」
そういった毎日を大人も職場で、子どもも教室で過ごせるといいなと感じています


私の好きな本、人生で一番学びとなった本を3冊挙げろといわれたら、確実にこれを選びます
人生において大きな失敗を経験したとき、この本との出会いに救われました
(詳しくは恥ずかしくて言えませんが笑)



私は当時、霜山 徳爾 さんの翻訳でじっくりと読みましたが
今はより読みやすい池田 香代子さんの翻訳も出ています
こちらは当時のアウシュビッツの様子を伝える写真はありませんが

余談ですが、感銘を受けたフランクルの生き方を知るために3年ほど前
実際に負の遺産アウシュビッツ収容所へも行ってきました
民族粛正の生々しい傷跡が後世へ伝えるべく遺っていました

人生を意味あるものにするためフランクルはいいます
人生は3つの意味が問われています
学ぶことは下記にある「体験的価値」です
学んでいること自体が、生きる意味を見いだしているってことです

①創造価値
何かを行うことによって,つまり活動し創造することによって実現される価値のこと。「ただの洋服屋に人生の意味なんてない」という反論に対し,フランクルは職業がどうこうではなく,自分の与えられた仕事にどれだけ最善を尽くしているかということだけが大事であると述べている。 

②体験価値
何かを体験することによって実現される価値のこと。自然の体験,芸術の体験,人を愛する体験,人に奉仕する体験など,世界から何かを受け取ることによって実現される価値。
収容所仲間で「外国でたった一人の妹が自分の生還を信じて待っている」と考えたことが大きな生きる意欲につながった人がいたという。

③態度価値
自分自身ではどうしようもない状況,変えることのできない運命に直面した時,その窮状に対してとる態度によって実現される価値のこと。「この態度価値が存在することが,人生が意味を持つことを決してやめない理由である」とフランクルは言う。「創造価値と体験価値の両方を奪われてしまった人でも,態度価値だけは奪われることはない」とも言う。
重い病に冒された人が,死の間際に「激痛であなたを呼び出し,安眠を奪わないように,今のうちにモルヒネ注射を済ませておいてください」と言った。人生の最後の数時間さえ,周りの人を思いやる気持ち,ここにその人の人生の素晴らしい業績がある。ナチス収容所内にも,周りの人への思いやりの気持ちを最後まで失わない人が多くいた。

教育に生かすフランクル心理学
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/soyama/gakusyuukai/siryou/01-7frankl.htmより抜粋


もっとわかりやすく学びたい人はこちらの本がとてもおすすめです
私は、諸富さんの本はとてもお気に入り
優しさがにじみ出ていますので


学習欲は性欲よりも強く、人生長く持続するとのこと
そんなとしまでいろいろチャレンジしたいものです笑



私の好きな漫画にマスターキートンがあります
その中のセリフに
「さあ、諸君、授業を始めよう。あと15分はある!」
「敵の狙いはこの攻撃で英国民の向上心をくじくことだ、ここで私達が勉強を放棄したら、それこそヒトラーの思うツボだ!」(「屋根の下の巴里」)。

ロンドンの社会人大学が、ナチスドイツから空襲にさらされたとき
立ち上がり、学生を鼓舞して学び続けようとしたユーリー・スコット教授のセリフです
私はこの3巻とても大好きなんです



どんな生き方をするのか、
人生を意味あるものにして彩るのは、学ぶ姿勢そのものかもしれません

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