★★9ログブック「ブッククラブの導入」

木曜日の夜、西脇KAIをいうマニアックな教育実践サークルをしています
副会長の岩瀬直樹先生のレクチャーを受け、ブッククラブの導入をやってみました
会長のKAIは宮城県へ派遣先生中

そもそもブッククラブとは

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少人数のグループで同じ本を読んで話し合う読書方法である。名称はリタレチャ・サーク
ル、ブック・ディスカッションなど様々である。現在アメリカでは成人女性を中心に流行
しているが、小学校以降読書教育として盛んに行われている。
基本的なやり方は、小学校低学年では絵本などの本を読み聞かせしたあと、本の内容に
ついて教師が質問した後で、さらに本の読みを深めるために討論する。
子供たちがブッククラブに慣れないうちは、教師が課題を与えて子供たちに話し合わせ
るが、慣れてくると子供たちが自分で課題を発見しお互いに質疑応答しあいながら話し合
いをすすめていく。教師は交通整理をするファシリテーター(手助け役)に徹するのが理
想とされるが日本人の小学校の授業でよく見かけるような、教師がまったく発言せず傍観
することはない。実際のやり方は極めて多様である。
アメリカでは、読解力向上には、なるべく多くの本を読む多読と本の内容についての討
論が最も有効だという考えに基づいて、小学校低学年では一日に2~3冊の本を読み聞か
せて討論することが珍しくない。したがって年間100~200冊の本を読ませることも
珍しくない。
対象とする本は、低学年では絵本が主だが、中・高学年になると単行本を1章ずつ読ん
で討論することも行われる。【国立教育政策研究所 有元秀文論文引用】


魅力的ですよね
ボクの教室も本が1000冊を越え、子どもたちにとってもっと身近な本であってほしい
そして、生涯使える技としての読書を身につけていってほしい
そのために、小学校段階で、読むことの抵抗を下げ、考えを深めたり、楽しさをたくさん味わってほしい
1年間かけて、そんな力を身につけてほしいと願いブッククラブに取りかかりました。


4月より、クラスでは絵本の「考えきかせ」をしてきました
「読みきかせ」と少し異なり、「考えきかせ」は
「この先の展開どうなるかなー?」とか
「似たような体験ない?」といったように
読み聞かせの途中に子ども同士のペアトークや問いかけをしながら読み進めていく読み方をしています

このように少しずつ、友だち同士で本について「話し合うこと」を育ててきました
5月に入って、今の子どもたちならグループでの話し合いが少し成立しそうだな、
ブッククラブを通して、もっとよりよい話し合いのスキル(オープンクエスチョンや傾聴など)も高まりそうだな
そう思い、ブッククラブの導入をすることに

※オープンクエスチョンについては大阪の巨星ちょんせいこさんブログに詳しく載ってます
ボクも始めましたが、オープンクエスチョン検定はクラスづくりにはかかせないものになる予感です


seiko's diary



ブッククラブの導入 1時間目
①ブッククラブについて、社会的なこと、身につけてほしい力のことを話しました
 「読書は技術、練習すればみにつくこと」「優れた読書家の10の技」などなど

②実際に一昨年の同じ4年生のブッククラブの動画(今の6年生)を見せながら、ブッククラブの雰囲気を伝えました
 これが子どもたちにとっては大きな影響で、お姉ちゃんや知っている6年生がいること
 その知っている人たちが4年生でブッククラブをしていることに大きな刺激を受けたようでした

③話し合いをする手引き(読書ノートづくりにつなげるプリント・岩瀬先生の資料を中学年用に改定)を配布し、全員で読み合わせをしました

国語_ブッククラブ手引き流れ星にお願い手引き②20110527


④最初は全員が安心して抵抗なく読める資料、今まで読んだ絵本から「おまえうまそうだな」を取り上げました。
 A3プリントにして前半の部分をボクが読み聞かせをし
子どもたちが「クエスチョナー(?)」「コネクター(つ)」「おもしろい(!)」ところに、線を引きながらききます

⑤全員が線を引けるように、時間をさらに3分間とりました
こういう時間が大切で、安心して誰もが参加できるブッククラブの場をつくります。

⑥机を教室の後ろに下げ、イスだけで生活グループごと輪になって座ります
慣れないうちはこういうことも時間がかかりますが、クラスはだんだん上手にできるようになってきました

⑦最初5分間をめあてに「5分間みんなでオープンクエスチョンをつかって聴き合う」成功体験を積み上げます
子どもたちは、熱心に話しているところと、話がうまく成立しないところにもちろんわかれはじめ、ボクがそのグループのサポートに入って、モデルを示しました。すると、イメージがつかめたのか、少しうまく動き始めました。

⑧ふりかえり
iPhone動画を撮っていたので、どんな様子だったのかをみます
熱心に聞き合っているグループ、ちょっとふざけてしまっているグループなど
観る前に自己評価をすると、子どもたちはみんな「よくできている」と自己評価
楽しかった様子は伝わってきました
動画をみて、客観的にみることや「ここがいい」「自分の体験も話しているねぇ」
「聴き方がいいよね」「この聴き方はどお?」といったように視点を与えながらみることで
自己評価の軸をつくりました
すると、少し、自分のことを客観的に観られるようになってきた様子

ここまでで45分間
子どもたちはとてもわくわくした様子

続けて2回目のブッククラブ導入練習
①前回の振り返りから、自分のめあてづくりをしました

②全体のインストラクション(読み15分間、ブッククラブ10分間、振り返り10分間)

③前回のA3絵本プリントの表裏を一人読みで15分間、一人読みが苦手な子には先生が読み聞かせをします
ここでボクはとても教師として衝撃的な体験をしました
詳しくはまた明日アップします

④机を下げて、先ほどのグループで輪になります
10分間をめあてにブッククラブを始めます

⑤どんどん話し合うグループと下降気味になるグループ傾向があり
一度時間を止めて、全体に先生からの発問を用意しました
「ティラノサウルスは幸せだったのかなぁ?」
「ウマソウは幸せだったのかな?」
この問いでなんとか、どのグループも話し合いが成立

⑥動画を見ながら、ふりかえり日誌に、感想をまとめて終了

要所要所、岩瀬先生に修正、アドバイスをもらい、かなりうまくいきました
初めてブッククラブをするときは、先行実践している先生たちがもっている押さえどころをしっかりと受け取るといいと思います

個人的な感覚では、ブッククラブはペアトークやグループで話し合う体験が多い子どもたちほどうまく成立します
まず、ペアで話し合うことがうまくできるようになったら、グループに広げていく感じです
でも、いきなりペア読書を導入すると、読みのレベルに差がありすぎて、上手くいくペアと失敗するペアがでてきてしまいます
グループの良さは、友達の話を聞いているだけでも、本の内容がイメージでき、あぁ、あの部分はこういう話だったんだなぁと入ってくること
これは、一斉講義の授業では成立しづらく、グループの少人数だからこそ、参加意欲が高まりうまくいくと考えています

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それにして、このブッククラブ
子どもたちに大好評
クラスづくりの核になるのはやっぱり、授業、学習コンテンツを通してですね
でも、ボクもクラスが今、楽しくなってきてとても幸せ一杯です


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