★★第56日目「金メダルと命どっちをとる?」★★

土曜日は教育の日、学校公開日で道徳で命について話し合いをしました。

東京オリンピックのヨットレースで本当に会った話
その日は雨が降り出し、波がうねり始め大荒れのレース。
スウェーデンチームは強い風の中、上位グループに飛び出しました。
しかし、横を見ると波にのまれ転覆しているオーストリアチームのヨットが見えます。
ここで、子供たちと話し合います。
「スウェーデンチームはどんな気持ちだっただろうね?」
「やっぱり、命は大切だからたすけなくっちゃ」
「でも、4年に1度のオリンピックだし・・・」
「助けに行った自分までもおぼれてしまうかも」
「だったら、レースに集中した方がいい」
「いやいや、今助けないと死んじゃうかもよ」
「金メダルとれるチャンスだよ」

クラスは「メダル派」と「救助派」に分かれました。
その気持ちの葛藤を円盤の「心の表示板」で割合にしてひとりひとりがみんなに見えるように飾ります。
このときのクラスの雰囲気は「メダル派」が強く、命よりレースだ!という雰囲気。
それもそのはず、授業の導入で、昔の北島選手、谷選手の金メダルシーンをこれでもか、と見せましたから
このまま「メダル派」で流れるなら、少し切り返して気づかせていかないとなぁ、
そんなことを考えているとき、ある女の子がずばり言いました。

「○○くんは、おぼれているオーストリアの選手だったらどんな気持ちになるの!?」
う~ん、これにはたじたじで説得力のある意見が出ませんでした。
すごい切り返し技をみました。
教師が授業を引っ張るよりも、子供たちが話し合いをできる環境作りすることで、ますます深まる。
この一言で、授業の雰囲気が変わり、子供たちも少しずつ「命の大切さ」に目が向くようになりました。

授業はこれで終わらず、最後にあるお母さんに話をしてもらいました。
そのお母さんは、算数の少人数指導をしてくださっている女性の先生。
この先生の話がまた、すごくよかったんです。
子供を産んだときの幸せなときの気持ち
双子の出産だけに、一人は命の危険もあり死んでしまうかもしれなかった
でも、どうにか難産に耐え、命がふたつ生まれたときの気持ち。
純粋に生きていてくれるだけで幸せ
後ろで見ているお母さんたちも真剣に聞いてくださいました。
子供たちもじっと聞いていました。
私も目頭が熱くなりました。

道徳っていいなぁ。
心にじわっとしみいる、そんな授業になるから
たくさん、いろんな意見を言ったみんなありがとね。

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