★★学級日誌35日目★★ 「けじめと協力と歌声」

「先生、あのね、最近、音楽の時間、よく注意されてるんだよ」
音楽の時間は、音楽専科の先生が教えてくれるようになっています。
その先生に音楽を預けている時間、どうも叱られるらしい。

子どもたち全員に、問いただすと、どうも歌声が真剣でないらしい。
何人かは真剣に取り組んでいるのですが、数人全力発声ではないらしい。
しかもそれが何回か続いているようで・・・。
音楽会への参加、見直そうと引導を渡されたらしい。

「それなら、音楽の先生の気持ち分かるなぁ」
「その先生の言葉の裏にある、気持ちはなんだろう?」
「本気で音楽会を辞退しようとしているのか?」
子どもたちは「違うと思う・・・」
「じゃぁ、どうするの?」
しばらく、私の思いを語りあとは子どもたちの話し合いに任せてみることしました。
「15分あげるから、クラスでよく話し合ってどうするのか決めるといいよ。」
「じゃ!」

しばらくして帰ってくると、輪になって話をしているようでした。
「地声でなく、歌声で歌う!」ことを目標に、心を入れ直そうと言うこと
じゃぁ、やって見せて。先生、ここでまず見てみるよ。

すると、子どもたちはCDをセッティングしている間、すこしそわそわが始まりました。
数人の男子が集まってふざけあっていたり、荷物をロッカーにとりにいったり
全く、話し合いから学んだ「緊張感」がありませんでした。

「もう、やめよう・・・。」
「これじゃぁ、音楽の先生怒る気持ちはよく分かる。けじめがないからな!」
「先生はこのクラスに期待してたんだけどなぁ。ほんとに残念だよ。心に響かないようで」
私は、厳しい口調で言いました。

もちろん、数人の子はお互い注意したりしていました。
でも大部分の子はじっとまっているだけでした。
受け身でした。
自分たちのクラスは自分たちで作る!、なかなか行動化は難しそうです。

しばらくほっておいたら、やっぱり、練習をしっかりやろう!と一生懸命うたっていました。
自分たちで歌声の高さのポスターもつくっていました。
次回の音楽、どんな様子になるのか、子どもたちの力が問われています。

放課後、音楽の先生に謝りに行きました。
すると、子どもたちにもっと期待していることをなんども繰り返し教えてくれました。
もうしわけないなぁ、という気持ちと、子どもたちに少しでも音楽の先生の気持ちが分かってもらえたらと思いました。
クラス作りは、決して美しいことだけではありません。
もっと、本音のどろどろした部分をぶつけ合ったり、時には勇気を持って自己表現する必要もあったり
傷付くこともあります。
でも、そこを乗り越えた仲間にしかない、絆や思いやりが生まれるものです。
子どもたちが失敗していることは、そんなクラスに少しずつ近づいている一歩だと思います。
本音でぶつかり合う事って、結構しんどいぞ。
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