離任式を終えてもつながっているもの


ちょうど一月前、前任校でのこと、子どもたちとの最後の別れの日
何やらいろいろ企画をしてくれていたようで別れ際に、ひとりひとりから手紙を手渡されました
まぁ、子どもたちとは一日中一緒にいるので何を考えているのかはだいだいわかってしまいます笑
だって
「先生、泣いちゃうかもよー。あっ、でも、これってひみつなんだー」
とうれしそうに学年末、秘密に耐えきれなくなった子供たちがひっきりなしに話しかけてきました
子どもたちにとってはイガせんを驚かそうとサプライズ企画のつもりでいるのですが、すでにもうバレバレで笑

でも、わかってはいるものの気持ちは嬉しいものです
当日になって集めていたはずの手紙が見当たらず焦り始めたわんぱく坊主
クラスの女子からかわいい便箋をもらって、懸命に殴り書きで書き直しているお決まりの姿

そういう愛おしい場面に接することができるのは今日で最後だと思うと、胸に突き上げてくるものがあります。一人ひとりから手渡される手紙をもらい、ついにこらえられなくなってしまいました
目頭にホロリと涙が伝ってきました

私にとってはこの日で子どもたちとは最後のお別れの日、すでに勤務先の異動が決まってはいるものの子どもたちには伝えることはできません(仕事上)

でも、クラスの子どもたちは、来月も当たり前のように私が学校にいることを信じて疑っていない様子


花粉症の私は「目からも鼻水が」とおどけてみたものの、子どもたちにとっては私が泣いているのが不思議でなかったようでした

でも以心伝心、思いは伝わるものですね、言葉には出しませんがお互いに目が合うと真っ赤に晴らして最後のハイタッチでさようなら

とても尊い時間でした



私たち教師はたくさんの時間を子どもたちに費やしています
でも、目に見えるような進歩もなかなかみえず、結果が出てくるのも時間がかかあることのほうが多くあるのが事実
それだけに途方にくれてしまうときもありますが、こういう何気ない心のつながりがあるときにこそ、ふっと教師をやっていて良かったと救われる場面に出会えます

子ども心のつながりばかりを追っていた若い頃の教師時代とちがってきた今だからこそ、授業でつながり始めていた子どもたちからの手紙に書かれている言葉ひとつ一つが心に響いてきます




私の中でこの最後の日で前任校との別れをしてきているため、昨日の離任式では取り乱すことなく自然と笑って終えることができました。また離任式では一月経った子どもたちからの手紙集をもらいました。その中に、
「クラス目標に学び合いという言葉が入りました」
「あきらめないで話し合うってことを大事にしています」
「自主学習がんばっています」
「新しいクラスでもダンスサークル続けて新しい友達もできました」
「ぼくはなんとダンスサークルにいれらてしまいました笑」
とありました。

クラスが解散しても脈々と子供たちの中にのこって続いて行くものがあることを知り、この一年間の奮闘にも意味があったことを知り安心しました。

夜の歓送迎会では引き継いて5年生を担任している先生から
「どうやったらこういうことできるんですか?」と嬉しい質問をもらいました。
もちろん私は「LAFTという学びの場があってね…」

年度が終わっても子どもの姿を通して広がって行くこともあるんだと、新しい実感がありました。
子どもたちに脈々と流れ、繋がって行く文化の存在を確かめることができました。
五年間というあっという間でしたが、私自身が大きく成長、転換できた学校でした。
子どもたちとの出会い、そこでの魅力的な先生たちとの出会い、モデルとなるステキな保護者たちとの出会い、本当に恵まれています。お世話になりました。新しいステージへまた一歩ずつ進んで行きます。

対立を越えて

ここ1週間ずっとばたばた
名古屋の「明日の教室」の打ち合わせを居酒屋「てっぺん」で
週末風邪気味で家で、のんびり新型iPadをいぢりたおし
西脇KAIで来年度の実践を深め
とまぁ、学年末の事務処理はまったくといっていいほど進んでおらず
そろそろはじめようかとようやくエンジンがかかりはじめました


朝、女の子たちが数人、ろうかのどんづまりで話し合いをしていました
涙を流しながら喧々諤々やっているので、なんだかトラブルがったみたい
「先生も協力必要?」と私がきくと「ううん、いい、自分たちでやる」ってホワイトボードを真ん中にやってました
こうなると私にできることはそってしておくことと、時間をとることぐらい、すこしはなれて廊下に私も座りました
しばらくすると「先生、朝のサークルはじめていい?」と教室の中から声
「おまかせしてもいい?」ときくと「うん」とまかせてとばかりにに健康観察簿をもっていきました

たまに大きな声も聞こえてきますが、ちゃんと聴こうとする姿勢、素直に自分の気持ちを伝えようと努力しています。また、5年生になってからのことも視野に入っていることが言葉からうかがえました

トラブルはめんどくさいなぁと正直思うこともあります
でも、対立やトラブルは私たち大人もそうですがついつい押さえ込んだり、避けようとしたり
実は、こういうことからたくさんのことを学べるチャンスかもしれません
人と人と集まれば、必ず「ちがい」が生まれますが、そのちがいが「まちがい」にならないようにちゃんと話合い、ダイアログすることが大切なんだと思います

男子と女子の対立はよくあるけれど、女の子同士の対立はなかなか表だって出てきませんが、こういうオープンなやりとりが3学期に入って普通にできるようになってきた子どもたち
たくさん対立や失敗、ちがいから学んでいます
そして、こうやってくりかえしくりかえし対立を話し合ってくるから、少しずつお互いのことが分かってくるんだと思います

しばらくすると、目を腫らした笑顔が返ってきました
まかせてよかったな、とほっと胸をなで下ろす瞬間でした

教室に戻り健康観察を確認し、いつもは絵本の読み聞かせですが、今、起きたこと、そして、友だちについて話をしました
「本当の友達ってなんだろう?」
子どもたちは思い思いに自分の友達観を話します
みんな正解だし、間違えはないなぁ

私たちのクラス目標には『おもいやり助け合い輪になるクラス』が最初にあります
言葉の最初には「思いやり」があります
ともだちになるコツってそれは相手の気持ちをどれだけ考えることができる人
もう一度会いたいと言える人になれる人

うんうん、とうなずきながら聴いくれました
たまには説教くさいこともちゃんとやっています笑



相手の気持ちをちょっと慮れる人になってほしくて

ベロだしちょんま

朝できなかったので、帰りのサークルで読み聞かせしました
悲しい話だけど、苦しいときこそユーモア持って相手のことを気遣えるそんな長松に惹かれとても好きな話です




卒業式が近い

小学校は、卒業式練習まっただ中です
4年生の子どもたちは、いつものわんぱくぶりとはうってちがいとてもピシッと背筋を伸ばして座っています
私は放送担当なので、小窓からクラスの様子が遠くからでもよく伝わってきます
気持ちこもってるなぁ、他の先生からも褒められていました
こうやってひとつひとつ成長していって、大人になっていくんだなぁ

今日は中学校の卒業式がありました
以前、5年ほど前、5年生で担任子どもたちが報告に来てくれました
ニキビでてかった顔と野太い声、おしゃれに意識した様子、いつのまにか大きくなっていました
嬉しいものです
その子はとてもトカゲ好きでした
教室はいつもトカゲのケースでロッカーの上が埋まっていました
将来はトカゲ博士になると言っていた女の子
「今、うちの4年生にゲストティーチャーできたら、トカゲ博士は大ヒーローだ」と話すと
嬉しそうに「ほんと、はずいんだけど笑」って
思い出話に花が咲いた豊かな時間でした
ありがとう



今日読んだ本は教科書に紹介されている本でこれ

のどかな学校、同じ小学生のアフガニスタンの子どもたちの姿
いろいろ考えられる本です

今日の新聞にもアフガニスタンのテロ、紛争についてのっていました
子どもたちはもっともっといろんな世界の事実を知ってもらいたいです
色んな事を学んで、自分の世界を相対的に見られるようになって、考える大人になってほしい

「自主学習辞典」つくってます



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今日はいよいよ自主学習ノートの丁合をして「自主学習辞典」をつくりはじめました
1年間、続けてきた自主学習ノートを1冊に束ね、ひたすらボンドで背表紙を塗りたくります
これが一人でやるにはなかなか大変な作業で、わいわいいいながら手をボンドだらけにして丁合しました

もちろん個人差はいろいろあります。それもまた、大事なことです。量をやる子、内容が充実している子、今まで継続できなかった子が今年になってようやく少しずつ続けられた子、様々です。

「自主学習辞典」づくりは、子どもたちは自分がこの1年間こつこつ積み上げてきた努力が目に見え、大きな自信となります。「はやくもってかえりたーい」と言っていますがまだボンドだらけでかわいてないのに笑

詳しいレシピはこちらより(ちゃっかり宣伝<(_ _)>)




今朝はこの本を読み聞かせ



この本は好きでずっとクラスに置いてある本です
以前読んであげた『アラスカたんけんき』とつながりがあり、オーロラの写真では子どもたちもあれだあれだ!思い出したようです

冒険すること
一人になること
自然の中で生活すること
とても魅力的ですね

私が教職に就く前に、カナダの友人といっしょにバンクーバー島を旅したことを話しました
厳冬期の雪の中
あたりは真っ白
その中にテントを張って、たき火をしてビールを飲む
薪は凍っていてたき火で溶かしながら火を保ち、ビールはいつの間にか凍ってしまう
気がつくとオオカミがでてきて一目散に逃げたことも(クーガーと勘違い…)
でも、空と湖と白い山に囲まれたあの景色は忘れらない冒険

そんな話を少しだけしたときの子どもたちは自分がその世界に入り込んだように聴いてくれていました

そういえば、しばらくそういう旅してないなぁ
今、旅するとまたいろんなことを考えたりするんだろうな
この春に、ザックとテントのメンテナンスをしよう





このテントとはもう長い
月明かりで組み立てられるほどの簡易なテント
でも、今までたくさんの風や嵐、川に流されたり、いろいろあったけどずっと愛用している
九州へチャリンコで行ったときも、もちろんカナダにも持って行った優れもの
パッキングも小さくて嬉しい逸品です

次は何を調べてみたい?不思議に思うことは?

次の実験は何を調べてみたい?
「カルピスー!」
「ジュース!」
「ドレッシング!」

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4年理科では水の状態変化について研究をしています
「水を冷やすと氷になる」
知ってはいるけど、実際にやってみると知っていることではちがいます
温度計を入れながら実際に何度で凍るのか、どんな条件で凍るのか、どこから凍るのか、ドキドキしながらの実験を色々積み重ねてきました

そして、発展教材として次に調べてみたいこと

新年1発目にやったドラゴンパイプラインの約束(みんなでなにか食べたーい!)をもかなえちゃおう、ということでカルピスやジュースを凍らせる「実験(笑)」に挑戦です

研究会場(理科室)はとても興奮気味でスタート
もちろんこういう日は欠席0です
だれもが理科室へスプーンをもって参戦
ふだんうっかりものの男子がとても真面目な顔して「先生、箸も持っていっていい?」ときいてくるほど

大量の塩と氷をビーカーに混ぜながら、器を冷やしつつ
だんだんと周りからジュースが凍り始めます

「せんせいーせんせいー」
「こおりはじめたー!」
会場は大興奮
そして、シャーベット状になったジュースやカルピス(提案本人の都合によりドレッシングは却下)をほおばり天国にも登る気分とのこと

最後の残ったジュースをみんなの口に一口ずつたらしてハイタッチしてさようなら
素知らぬ顔してなんどもなんども並ぶ男子はとても幸せそう
食と学びが通じるとこんなにもモチベーションがあがるのです

大笑いした実験でした

いよいよのこり9日間です

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