自学ノートに「考える楽しさ」をパズル問題で



宿題が効果が無いっていわれているのは、ある意味真実。それは、学習者が「考える楽しさ」を作り出せていないからであり、一律にだれもが同じような習熟ドリル練習を課されてしまうからだろうな。

学習者が自分で学びを少しでも改善していけるように、繰り返しドリルの扱い方について、子どもたちと話し合いで決めてきた。自主学習ノートの1メニューとして、ドリルなどはばっちりメニューにも取り入れて、ある程度のバランスをとれるようになってきた。それなりに「自分なりの学び方」を身につける練習となってきた。

でも、ここ数年、そのバランスの取り方がどうも違うと思うようになってきた。それは、わくわくメニューでは補えていなかった「考える楽しさ」を追求しきれていなかったから。

そこで、最近では、オイラから「イガもん(イガせん問題)」として、考えるパズル問題を定期的に手渡している。

パズルはドリル練習と異なり、評判がいい。それはドリルが退屈であるからといった理由からではなく、「うーん!」とうなって考えて、試行錯誤して、それでも解けなくて!って粘り強く考える楽しさがあるみたいだ。

とくに、迷路問題なんて子ども達は大好き。なんどもなんども、消しゴムで消し直して「できない〜涙」って。それもそのはず、なかなか難しい問題を用意しているから。「私がやっても、お姉ちゃんがやっても、お母さんがやってもできなかった!」と嬉しそうに話してくれる。そのプリントはもう、穴あいてしまい書けなくなっている。

「解けなくてもいいよ」って渡しているにも限らず、解きたい!気持ちがいっぱいでついついがんばってしまうようだ。粘り強く考える「しなやかマインドセット」を育てる練習になっているんだろうな。

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オイラはそれらの問題を毎日一問ずつ、参考書などをもとに「イガもんノート」に書きためている。今学期で、3冊目になりそう。どの問題がいい問題なのかなんて、最初はよく分からなかったけれども、いまでは、どうも解けない問題ほど子ども達にとっては「燃える」らしくて、良問となることがわかった。

その問題をせっせと学年の先生達にも配って、若い先生にもやってもらっている。すると先生ですら解けない問題もたまに出てきてしまう。でも、クラスでいっっっつも世話ばかりかかるとんがり小僧が「ふむふむ」としばらくプリントをながめつつ、鉛筆をおもむろに取り出してスラスラスララ〜って解いてしまう姿をみると、子どもの可能性に驚いてしまう。もちろん、算数が得意な子にとっても、苦手な子にとっても考えるきっかけとなっている様子。

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最近では、パズル問題をもとに、自分でも「問題作り」をして、実際に解いてもらうとなかなかいい問題が、自学ノートに集まってくる。きっかけは先生からはじまっても、自分でつくることで、そのオーナーシップが逆転しはじめる。毎日の自学ノートに「イガ先に挑戦状」があるので、けっこうしんどい涙。

ということで、クラスではパズル問題を自学ノートのメニューの一環として取り入れるようになったこの2〜3年。おすすめの参考書もあげておくので、ぜひ、それぞれの教室でも考える楽しさを味わってほしいなぁ。

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宿題は効果がない!なんて最近きくけれど、考えることを楽しむような宿題でその効用も変わってくるはず。修行僧のようにドリル3往復地獄から開放されてほしい。子ども達のため、ひとりひとりのことを思っているなら、なおさらのこと。

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問題作りをしてくると、かならずこういう歌舞伎者がでてくるのがうれしい。


子ども達の迷路好きをとことん追求できたいい本!


大人もうーん!と悩む問題


図形なんかもいい。とくに算数得意な女子が頭ひねってる!


あなどるなかれ!いろんなパズル問題の種類が豊富。

夏休みの自由研究「飲酒習慣を変えるための研究〜のんある気分になあれ〜」ガラスの30代ナオト

1 研究のきっかけ

生まれて初めて人間ドックにいったら、「肝臓の調子がかなり悪いですね。精密検査をうけないさい。8月24日にもくること。もちろん、アルコールは控えること。ギロリんちょ」とお達しを受けた。薄暗い診察室でモニターだけがちかちかしていた。この夏、やっほーいとビアガーデンにいったりと、楽しいビールライフ習慣をしょっぱなに手放さなければならなくなってしまった。むむむ。そこで、この際だから、ビールを飲む習慣をどうすれば変えられるのかを実験してみようと決めた8月4日の人間ドックの日。


2 調べたいこと

ビールライフ習慣変えるため
①「ソファーに座ると、どうしてもついつい無意識にぷしゅっと缶のふたに指をかけてしまうのはどうしてか?(発動理由とその報酬)」
②「せっかくなので、どのビールテイスト飲料が一番うまくて一番自分に寄り添ってくれるのか?(代替習慣の補助)」
を調べ、ゆるやかな禁酒生活をいつでも作れるには、どうしたらよいかを調べてみることにした。


3 予想

ついビールを飲んでしまう「きっかけ」「報酬」をメタ認知的観察をすることで、その習慣パターンの仕組みを明らかにし、報酬をよりよいノンアルコールのビールテイスト飲料へとすり替えることができれば、飲酒習慣はかえることができるだろう。


4 用意したもの

・ふりかえりジャーナル(のんでしまうきっかけと、その報酬をしらべるため)。
・ビールテイスト飲料各社8種類(よりよいビール代替飲料調べ)。


5 実験の方法

日々の振り返りに新しい項目「ビールを飲みたいとき」「その報酬」を加え、1週間ほど確認しつつ、よりビールに近いビールテイスト飲料を見つけ、それを飲み続ける。


6 実験の結果

実験1週目:
毎夜、ふりかえりをつずっていることで、日常生活の中にビールを無性にのんでのんでのんでのみたいのよー(工藤静香調)状態になる「きっかけ」がわかった。夕方以降に一息ついてTVを観たり、夕飯をつくるときなどが5日間と多かった。

また、ビールを飲むことの「報酬」は、爽快感と気分でああることがわかった。これは、ビールテイスト飲料を飲むことで分かったのだが、炭酸が好き!なのだ。今日もビールをのみましたとさ、めでたしめでたし。と一日のおつかれ締めの儀式効果になっていた。

実験2週目:
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本格的にビールテイスト飲料へビールからすりかえてみた。のんでる横で妻がビールをうまそうにしている。ぷしゅっとビールテイスト飲料をあけてはみるものの、なにか最初はさみしさを感じてしまう。たが、不思議と研究者的に視点で自分を見ていることにニヤニヤしてきて、矛盾した気持ちになった。

さて、試飲したビールは以下のもの。のんでみた感じで、一番オイラの臨むライトでもビールっぽさを持っているものを★で表してみた。

・アサヒ ドライゼロフリー ★★★☆☆ ややうすくものたりない
・アサヒ ドライゼロ ★★★★☆ 安定感
・アサヒ ヘルシースタイル ★★★☆☆ 中性脂肪の上昇おだやかに
・キリン パーフェクトフリー ★★★☆☆ 脂肪の吸収を抑え、糖吸収穏やか
・キリン ゼロイチ ★★★★☆ パッケージがいい!
・サッポロ サッポロプラス ★★★☆☆ 糖の吸収穏やか
・サントリー オールフリー ★★★★☆ のんあるの代名詞
・日本ビール 龍馬1865 ★★★★★ あまり売っていない。ドラッグストアで入手

毎日、変わるがかるのんでみたので味を覚えておいて1日ごとに比較することがなかなか難しかった。しかし、ここまで鍛錬してきた自分の中にあるビール味覚基準と自信に照らし合わせてみると、「健康」をうたっているビールテイスト飲料ほど薄くて味気なさをどこか感じでしまった。その分、ドライゼロとオールフリーはほんとよくできている。ビールのうまさをどこか思い出す。しかしちょっとまちがうと、第3のビール様な発泡酒的な味わいを隠せない。そう思ったらそうなってしまった。

しかし、龍馬はちがった。こりゃビールだとだされると、ビールだなうん、そうだな、とのんでしまいそう。コクがほかのものよりもあった。ただ、あまり売っていないのがタマニキズ。ということで、おすすめは、龍馬でした。次点でドライゼロとオールフリー。


7 わかったこと・反省したこと

これまでのビール習慣はアルコールがほしいのでは無く、爽快感や一日がんばった感がほしいことがわかった。
「きっかけ」→「ルーチン」→「報酬」のパターンが無意識に行われているこれまでを調べてみると、

①「あぁ今日も疲れたな。飯でも作るか」(きっかけ)
②「ぷしゅ!ぐびぐびぐび」
③「あーうまかった。なんかすっきり。楽しい」

という流れがあった。そこで、①が発動したときは、②をビールテイスト飲料に変え、③なんかすっきり気分!へとすりかえることに成功した。これは、習慣がはじまる「きっかけ」とその習慣からの「報酬」を分かることで、より冷静に分析が可能となり、つまり「すっきり感やたのし気分」はなにもアルコールにたよらなくてもよい!ということがわかり、②の「ルーティン」行動を代替飲料に変えてあげることで、よりスムーズにノンアル気分生活に移行することができた。うん。われながらびっくり。

ビールテイスト飲料の種類がこんなにもあるっておどろいた。この中から自分に合ったものを見つけやすくなる。ラインナップよろしく、自分に合ったものをさがそうとするだけで1週間は飲み続けなければら無い。それだけでも禁酒になる可能性があり、世の中に貢献する。

アルコール度数を各商品しらべてみると、どれも0.00%となっている。おし。100本のんでも0%に「限りなく近い」。しかし、龍馬にかぎっていうと0.000%となんと小数第3位まで表記があった。このへんからも、龍馬は1000本を一気に飲んでもよろしいと解釈できるであろう。

これまで、ビールというとプレモルやエビスといった味わい深いビールが好きだった。また、ハイネケンやバドワイザーような軽い水のようなビールの種類が好きだった。今回の実験では、ライトなビール好きがアドバンテージとなり、ビールテイスト飲料はとてもオイラに向いていることがわかった。そのなかでも、龍馬は味わい深くコクもありビールに限りなく近かった(この比較の中で)。

炭酸ずきならが、炭酸ならば何でも良いのか?と思い、強炭酸のジンジャエールとコカコーラにも挑戦してみた。でも、甘さがじゃまし、なんか気分が「今日も飲みましたとさ」モードになれなかったのでダメ。

今回は、飲酒の量については、あまり考慮していなかった。ビールでいえば多くても2本ものめば満足程度のオイラ。やはり、みんなとわいわいのむときの雰囲気が好きなんだとわかった。そういうときはついつい飲み過ぎてしまうので。

ところで、ビールテイスト飲料は、健康面にはどうなのか?そんなにのんでもいいの?というか、そんなにのめるもんじゃ無いと言うことがわかった。ビールだから水のようにのむ。いやいやいや、水はビールのようにそんなに飲めないんだよ。ビールテイスト飲料たちは、気合いを入れてあげないと2本上はのみたいなーって気分にはなかなかならなかった。1日だけ、二本目をあけたときは、なんか自分ってなにやってんだろう…と思ってしまう。しかし、カロリーオフや糖質カット、プリン体うんぬんといろいろあって、ビールよりは健康に限りなくよし。

結論!

習慣を変えるには、意思ややる気オラオラ努力で変えるよりも、研究者的視点で「習慣の始まるきっかけ」と「そこから得る報酬」をみつけ、「ルーチン行動」を他のものにすり替えていくことで、緩やかに変えることができる。
今後も、人と一緒に飲みに行くったり、ピザを食べにいったりする以外は、ほそぼそとノンアル気分生活を続けていこう。そのためには、龍馬、アサヒゼロ、オールフリーをローテーションでのみ進めると飽きずに続くよ。

また、今回、のんある習慣づくりをしていくなかで、「きっかけ」にTVをつけているときがのみたい気分が発動してしまうことが多かった。よけいなTVはつけないことにした。これこそ、無意識にスイッチをおしてしまっていることもあったのでおどろき。次回、SNSやTV視聴の習慣を変えることについても、実験してみようと思った。

8 参考にしたもの


「習慣の力」
この本に「きっかけ」「ルーティン」「報酬」の概念があります。大変、参考になった。TEDトークもある。

はい。ここからが重要!
そこで本日、3回目の病院に行って精密検査結果とエコー検査までしてきました。すべて異常なし!健康優良児。血液検査もエコー検査もまったくといっていいほど健康そのもの。というか、そもそも肝臓がひっかかったのって、アルコールじゃ無いかもよって。自覚症状の無い風邪ぐらいしか原因がおもいつかないとのこと。だってさ。

おいおい、とおもいながらも、健康が一番。
アルコールは控えましょう。

これで安心オイラのクロール指導ステップ

10m泳げない子たちの水泳教室が二日間おこなわれた。

ばたばたの学期末の隙をみて、オイラの指導計画をこっそりとすりこませてもらう。炎天下のもと、プールサイドから指導を。ほんとは、一緒に入ってやりたいんだけど、まだ足が痛し。

この計画は10年以上年々ねりねりしてきて、一定の効果があることを実証。このステップで、ボビング、けのび、バタ足、うでのかき、そして息継ぎまで3日間あればつなげることができる。

通常の水泳学習でもこれを基にして、バタ足やうでのかきなど力点をおいたりいれたり省いたり。いわゆるクロールの土台ってかんじ。

こういう指導ステップは多くの先生たちからも情報交換して、ぜひぜひ共有していきたいなぁ。そして、先生達が自信をもって楽しい!って教えてほしいし、「泳ぐのキライー」「ぜってー顔に水なんかつけないし!」って言ってる子たちの一助となっていってほしいなぁ。

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疲れていても、嬉しい問題

今週は放課後からがとくに慌ただしかったなぁ。週末は旧友が運営しているリスクマネジメントのカヤック研修。これはどきどきして最高に楽しかった(まぁ、行き帰りのアニメ視聴もまた学び多いものとなったのだけれども苦笑)。その疲れもひきづりつつ。

それから今週は取材が2件。一つは授業参観。体調を整えるためスポーツジムへ。そして、明日は新しい本の打ち合わせ。まだまだ気が休まらないところ。

そんななか、今日、「数学者の時間」で子どもが新しく作った問題をみせてくれた。

IMG 35522クラスで取り組んでいる「シアワセのバケツプロジェクト」や、「しなやかマインドセット」も問題になっちゃう。こういう物語って、気持ちが嬉しくなるねえ。かちこちくんに、しなやかちゃんがやられてしまう…。ははは。リアルです。

数学者の時間」子ども達の作品1巻目出版!


いよいよ、今年も「数学者の時間」がスタート。子ども達は、目をキラキラさせながら「算数は嫌いだけれど、数学者の時間はすきー!」とはじまりました苦笑。

割り算の等分除、包含除の2種類で問題作りをつづけ、いよいよ全員で出版。生活感あって、夢があって、面白問題があつまってきた。問題は解くだけではなく、作り出すもの。つまり、その人の作品なんだよなぁ。



それに気づかせもらったのが、この本。算数の持つ「問題は先生より降臨するパラダイム」が変わったんだよね。

出版にむけて、母ちゃん、父ちゃんのメッセージがあたたかくて、読んでほっこりしてしまう。なによりも一番のファンがいてくれるって嬉しそうだった。そして、思ってもみなかった、友だちの母ちゃんからもファンレターが届くと、ニヤニヤしてしまうようだ。最後まで、ねばって問題作ってよかったねーって、いっしょに喜べた朝の時間。

自分たちで作った問題を解き合ったりする。なかには、友だちとも作り始める子も生まれてきた。オイラは、このワークショップの時間がスキだ。なによりも、ひとりひとりとじっくりとおしゃべりできるから。どんなことを考えていたり、つまづいていたり、おしゃべりを通してその子の思考がつたわってくるから。

さて、「数学者の時間」の研究も4年目。いよいよ原稿ができはじめ、お互いの原稿にフィードバックを入れ、修正を始めたところ。納得のいく本にして、子どもたちが「考えることが楽しい、算数が好き!」な子たちとなるよう、広がって行ってくれると嬉しいなぁ。

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