わくわくメニューで苦しんでいる子たちへ おすすめ本


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先月、自学ノートについて、取材を受けることがありました。そこで、子供たちの生の声を聞こうと、自学ノートについて「座談会」をしました。自学ノートへの本音を聞かせてもらいました。

予定では10分くらいだったのに、気づいたら40分も!?ここまでこつこつつんできたことがあるから、語りにも熱がはいったんだろうな。

なぜ、学ぶのか。なにを身につけたのか。何に苦労してきたのか。来年度は?多岐にわたっておしゃべりしました。

そこで、でてきた「苦労したこと」の一つに、わくわくメニューのネタ不足があげられました。いつも、「家に帰ると、何を調べていいのかわからない~」って、困っている。毎年でてくる案件なので、そうならないように、週に1回ほど図書室で図鑑をかりてきたり、わくわくのテーマを1週間に固定(←これはとてもヒットしたみたいで、好感触)して取り組んできました。

その中でも、よい「問い」と「予想」を立てて、自分なりにまとめて次への「ふりかえり」をつなげている子がいます。

ミッハー_今_予想あり
≈


そこで、その子に、いったいどんな材料をもとに、まとめているの?ってきいてみたら、「おばあちゃんが、誕生日にかってくれた本があるんだよ。ふふん」と、ニヤリとほくそえんで、次の日、持ってきてくれました。



これはいい!何がいいかって、問いの立て方がおもしろい。子供たちは、えてして、最初は問いを立てるのがすごい苦手。その問い作りのモデルがこの本にはある。しかも365日も!すごいぞこれ。編集者魂に頭がさがります。これを続けているだけでも、問い探しの達人になれそうだ。

そして、その本をさっそく、オイラも購入。そして、もう一冊。同じ棚で偶然見つけた本。これもとってもいい。



こういう本があるだけで、子供たちの学びの一歩は大きく踏み出せますな。

教室には自学で調べる本コーナーを作っていましたが、やっぱり、手にとってもらわないとな。ってことで、回してみることにしました。
今は、表に名簿を貼り付けて、1人一日ごとに、これらの本をリレーで回しているところです。でかい本ですが、うれしそうにもってかえっています。



また、漫画だけれども、刺激を受ける本もいろいろあります。学びのセンスがいい子は、選書がいいなぁ。きっと、おうちの人も、こういう本に興味があるからなんだろうね。学校からもいい本を届けたいね。


このシリーズはおもしろいよほんと。



これはクラスの子に教えてもらいました。男子はこういうの絶対すき笑。

「ナオトにとってフルバリューって?」

 

この週末、PA(プロジェクトアドベンチャー)の「クラスのちからを生かすビーイング2017 クラスを支えるフルバリューコントラクト~ビーイングの理論と実践~」のお手伝いをしてきましたよ。2日間で、フルバリューコントラクトをもとにした、ビーイング手法を体験的に学びます。

今年で、4年目。オイラの教室でビーイングの活用について、紹介したりなんだかんだしています。

 

フルバリューって?

PAJの新しくなったHPにはこのように示されています。

”Full Value Contract(FVC)【フルバリュー コントラクト】

PAプログラムでは、プログラムを始める前に簡単な約束をしてもらいます。これをフルバリューコントラクトといいます。これは、お互いの努力を最大限に評価するという約束です。つまり、「自分を含めたメンバーをけなしたり、軽んじたりしない」、具体的には「お互いの心の安全と身体の安全を守る」、「自分に正直である」、「ネガティブなことにこだわらない」などがあげられます。 ”

 

なお、アメリカのHPには、校種別に記載されていました。

 

 

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二日目に参加者から、「ナオトにとってフルバリューって?」と質問をもらいました。プログラムの都合もあり、その場で答えることができずにいましたが、ここ数日、教室にいるときの自分、仕事を離れているときの自分、ずっと考えていました。

はて、オイラにとってフルバリューってなんだろう?

たぶんだけど、「相手に感心をもつこと、好きになること、一緒にいること」なんだよ。相手への思いがあるから、わかろうとしたい。よくなってほしいから、厳しいことも伝える。ここが土台となって、はじめて、Be Hereとか、Play Fare, Play Safe, Be Honestなどなどが、のっかってくる。

まず、最初のマインドセットに、人への共感からはじまるんじゃないかな。そこから、対話がうまれてきたり、違いや葛藤がおこったり、おたがいのノームづくりにつながってくるんだろう。

その矢印が自分自身に向いている限りでは、フルバリューにはなれない。精一杯なときはしかたないけれど、オイラは、うっかりしていると、ついつい自分自身に興味がいってしまう傾向が強い。

あぁ、大事な投げかけありがとう。なおぽん。

大きな声では言えないけれど、オイラは毎日、自分のフルバリューめあてをもって、アプリでチェックしています笑。最近は、「コンプリィメント、励まし、相手を知る」です。しつこくやらないと、ついつい薄れて行ってしまうので。

PAの研修に顔をだすのは、きっと、PAJのファシリテーターに出会って、フルバリューモデルを味わいに行っているんだろうね。テツやアンディやすずめのように。いっしょにいて、安心できる、そんな人になりたいなぁってお思っている。

 

朝の登校時。職員玄関前の池の周りに小学2年生があつまっていた。なんだろう?ってい一緒にのぞいてみると、池の氷が凍っている。いっしょに、枝や小石を投げながら、あそこは熱いね、ここは薄いね、と。いつの間にか、クラスの子も集まってきて、池の周りには人だかりが。すると、鐘が鳴ってしまい、急いでお別れして急いで教室へ。一日のほっこりとしたスタート。

フルバリューってなんでしょうね。きっと、少しずつ更新されていくんだと思います。数年後の自分がこれをみたら、ふふふって笑うんだろうな。

哲学者の時間「幸せには個人差があるのか?」



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この1年間、ほそぼそと、朝のサークル対話でクラスのことについてずっと話し合いを続けてきました。そこを土台に、今は答えのないことについて話し合っています。それを、「哲学者の時間」と呼んでいます。

これまでは、クラスの出来事や困ったことなどについて、話し合ってきました。オイラは、横耳そばだてて、そっと聞いている。職朝で遅れて教室に入るときも、子供たちは勝手に話し合いを進めている。止めないと、いつまでも話しています。もう、この時間は、クラスにはなくてはならない、ツールです。

最近では、二分の一成人式に向けて、「夢って何?」と話し合ってきました。子供たちってすごいよね。そのテーマは、夢→夢と金→夢には努力→幸せ→怒られることは幸せか→幸せの量は半分だと四捨五入できるのか?と、日々、話題はつないでいって、現在では「幸せを感じるのは個人差があるのか?」ですな。

いや〜話し合いを一緒に聞いていると、ほんとエキサイティング。オイラもちょくちょく、参加させてもらっています。普段だと、ぜんぜん発言しない子が、意気揚々と話すのにも驚き。

そして、今の対話の課題は、聞いていること、参加すること(ほんとよく聞いてくれている38人もいるのになかなかくずれない)の前提として、発言するチカラがあるかどうか?です。発言する技術はあって譲ること。発言する技術はあるのに勇気がなくって、静かに聞いていること。この二つは明らかにちがう。

伝えられること、そんなことを大事にしてほしい。繰り返し話しているところ。すると、すこしずつチャレンジする子もでてきて、いろんな声がきけるように変化がうまれてきた。

哲学者の時間がおわっても、サークルベンチに座り続けて、テーマについて、あーでもない、こーでもないと話し続けている姿がある。オイラも、ついついいれてもらっちゃう。子供たちって、大人が思うよりも、ほんとよく考えていて、世界をちゃんと持っている。

哲学するときって、子供たちの中に、「推論」「具体的な例」「論理的思考」「質問」「譲り合い」といった、多くのことが学べるみたい。

こういった時間は帯で取り組むには、なかなかとりづらいんだけれども、カリキュラムデザインすれば、案外すっといきました。指導要領、年間計画と行事、学期の計画とコマ予定、そこからみえる学習内容、それらをちょっと俯瞰してみると、「あ、こことここの単元あわせてやれそう」と、発見があります。

現在、総合学習の二分の一成人式と国語の聞き取りメモ、さらには道徳など、合科してすすめています。



まだまだ、哲学については学習不足のオイラですが、この本は本当にいい本でした。哲学者の時間の前に、読み聞かせを少しずつしながら、話し合いをすすめているところです。

さて、幸せってなんでしょうね〜?オイラは子供たちといっしょに、こういう時間をすごせて、幸せだなぁと鼻をこすりながら、毎朝マジで感じています。

日めくり「算数ビーイング」カレンダー

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算数ビーイングを、日めくりカレンダーにしてみました。

これまで、こつこつ積み重ねてきた算数の授業のふりかえり。算数ができるようになるコツや、学習コミュニティを育てるのに大切なことなど、それらを1学期よりかき集めてきた模造紙、それを、算数ビーイングと呼んでいます。

PA(プロジェクトアドベンチャー)のビーイングを参考にしています。自分も相手も大切にするフルバリューな教室をつくるツールのひとつです。それを今年は、特に教科で、繰り返し繰り返し使ってきました。

算数の振り返りも40項目以上をかき集めてきました。三学期に入り、そのすべてを子供たちは常に意識していることもなく、自然とすごせるように(暗黙知!?)なってきました。あらためて、ながめてみると「うーん、とてもいいことが書いてあるぅ~うししししっ」とみんなで自画自賛笑。

そこで、これを日めくりカレンダーにしよう!ってアイデアが生まれ、さっそく、31個にしぼってみて、分担執筆の作家の時間。今、そのカレンダーが教室の時を刻んでいます。

朝、教室に行くと、誰かが勝手にめくってくれています。そして、その項目を意識してすごそうよ!と朝のサークル対話で確認しようって声もあがっています。


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これ、オイラのお気に入りです。

※台詞の「おぼえるぞー」ってのが、残念ですが…。

あぁ、まるっと、ほんわかとした空気と時間が流れている今日この頃。

このへんのこと、今週末のPA研修「クラスのチカラ」で、話せるといいな。

「You、テスト、単元前にやっちゃいなよ!」のプレアセスメントという学習方法やいかに!?

テストのふりかえりサークル対話でのこと。

あるやんちゃ坊主が「最初のプレテスト(プレアセスメント)ではメタメタにやられたけど、しっかり予習やドリルをしたから、かけわりテストは150点いった」と、話してくれました。

さて、最近は、プレアセスメント(Pre-assessment)という方法に取り組んでいます。なんと!単元の最初にテストをしてしまう方法です。テストといっても業者のテストではなく、オイラの手作りテストのこと。教科書でやる内容、ドリル、テストを参考にして作ったもの。まぁ、レディネステストのようなもの?いや、その破壊力はちがいますな。

さて、その効能は?

一定の効果あり!!!!!!でした。

業者テストの平均点は9割を超え、とくに、習熟の早い子、習熟の普通の子たちに効果がありました。3学期だからこその影響もありそうですが、そこをさっぴいても効果あり。その単元で学習する全体像を事前に知っておくことで、子どもたちにとって学習の見通しを持ちやすいため、やる気が増し、予習、復習につながったようです。

授業での初動が早くなりました。仕事して出している計算ドリルへも期日に終わらせる意欲が増し、自学ノートにプレテストをもってかえって、何度も復習をしてくる子がふえました。いろいろな学びと連動してきた様子です。

プレアセスメントについて、子どもたちの「ふりかえりジャーナル」には主に次のことがあがりました。

・この単元でやることがわかるので、わかりたいって気持ちになる。
・何ができていないのかを、イシキできた。
・最初とくらべ、できるようになってきたって、よくわかる。←これって、しなやかマインドセット(Growth mindset)のことだ!


もちろん課題もまだまだあります。

オイラの意図としては、「すでに知っていることや使えそうな方法を想起することで、スキーマづくりを促進したい!」ってありました。「整数のかけ算、割り算がつかえそう!けっこうできたよ!」といった子も、もちろんいました。

でも、プレアセスメントだけでは、思ったより既習を想起する機会にはならなりませんでした。授業そのものに、毎回、既習・既知とつなげていくことが必要なんだと思います。そこに気づかせてもらったのも、プレアセスメントの効能かな。

習熟の遅い子たちにとっては、プレアセスメントを元に、個別の支援方法(diffarenciation)などを考えておかないと、あまり効果がないと思います。このへんは、クラスのどの子がどんな風ににつまづきそうかって、すでにわかっているので、あとは、どれだけ、その子たちにどう向き合えるか、オイラが試されていると思います。場の渡しすぎの点を反省。

結論

プレアセスメントは、子どもたちに「見通し」をもたせられ、意欲面を引き出す効果が高い反面、やはり、その結果にあわせて、個別にそった計画を用意して、柔軟に向き合っていかないといけないぞ。


ようやくここにきて、これまで、算数が苦手だった子が、じわじわと自信をつけているのが、ほんとにうれしい。そして、変化するには時間がかかるなぁと。こういう姿をみるために、いろいろカリキュラム考えてみたりしているんだなぁと、しみじみ思う放課後の教室…。

今後、カリキュラムをどうつくっていくか、まだまだ研究は続いていきます。ここもうまくいくと、より算数ワークショップがツルツルいくから!


プレアセスメントについての参考図書は、まずはここから。


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